日置のテスター AF-105
1973年に購入し、いまだ現役を続けている。2000年くらいまでは計測器といえば、
これ1つ。テレビ、ラジオの修理、トランシーバー修理、リニアアンプの製作もこれ1つでこなした。十分であった。
高抵抗測定用の電池がへたり測定できなくなったが、22Vの電池は今どき販売していないのだろうか?
どこを探しても見つからない。「パナソニック アルカリ電池 LR-V08/1BP」、これは12Vタイプのアルカリ電池のようです。
少し電圧オーバーになりますが、これを2本直列にして使うことにしました。
サイズも特殊でホルダーもないので、装着は電極に直接はんだ付けしました。(大容量の半田ゴテで素早く!)
しかし最近では1000円くらいののデジタルテスターに押されて出番が少なくなった。
重宝している一番の特徴は、デジタル処理による計測、表示がリアルタイムにできること。 デジタルの良さとアナログの良さを兼ね備えていて、古い人間にも使いやすいオシロである。既に暇を出したが、 以前、岩通のSS-6611(60MHz、4Ch)というアナログオシロを使っていたが、使い勝手は余り変わらない。
①帯域は400MHz、サンプリング長は2GS/S
2Chだが、私のような素人が使うには十分である。
②標準でFFT演算ができ、リアルタイムで演算結果を表示する。
この2点のポイントで購入を決めた。もちろん値段のファクターはあった。
本当はスペアナがほしかったのだが・・・・無銭家の道楽には、予算がつかない
FFTでもある程度のことは出来るのではないかと期待していた。
HF帯域ではなんとか、それなりの結果が得られるが、全バンド受信機(スペアナ)のように、下から上までベロベロなめ回すように細かく分解して表示はできない。
まあ、せいぜいスプリアス成分があるのかないのか位が分ればいいのだから、欲を言わずに我慢する。
③IOが充実している。(FDD,RS232C,GPIB、Printer)
標準でフロッピードライブがついている。
1.44MBのDOSフォーマットのディスクが使え、管面に表示される波形をそっくりそのまま記録できる。
昔、仕事では管面をポラロイドカメラで撮影し報告書の作成などをしたが、データを簡単にPCへ取り込める。
データを保存できるということは他の機種との比較、過去のデータとの比較などに大変便利である。
PCとの通信という面では、RS232C、GPIBも可能だがGPIBなどはPCにインターフェースがない。
232Cはかろうじて残っているので暇なときにテストしてみる。
標準でサーマルプリンターが内蔵されている。
ためしにプリントアウトしてみた。使えないことはないが私にはこの機能はいらない。
WaveGeneで500Hzと2KHzのTwoToneを発生させ、TDS-380pへ入力
↑WaveGene
周波数範囲 | 正弦波 | 0-60MHz |
矩形波 | 0-25MHz | |
三角波 | 0-25MHz | |
パルス波 | 0-6MHz | |
周波数精度 | +/- 20ppm | |
波形長さ | 2048point | |
サンプリングrate | 266MSa/s | |
垂直解像度 | 14bit | |
高調波 | 正弦波 | ≦45dB(≦1MHz) |
≦40dB(1MHzから20MHz) | ||
総合ひずみ率 | ≦0.8%(20Hzから20KHz、0dBm) | |
出力電圧 | 2m~20Vpp(≦10MHz) | |
2m~10Vpp(10~30MHz) | ||
2m~5Vpp(≧30MHz) | ||
振幅解像度 | 1mV | |
スィープ範囲 | 0.01Hz~60MHz | |
スィープ時間 | 0.1s~999.9s | |
スィープモード | 正/逆/繰り返し |
中国製LCRメーター
電子工作はやりたいが、最近抵抗のカラーコードが読みにくくなりました。
先日、友人から中華製LCRメータが安く入手できる話を聞いて、早速注文しました。
中国から直送とのことで、2週間くらいたって到着しました。
中国郵政の航空便です。東莞の消印のある、いたって簡単な包装で、静電対策のない普通のプチプチを一回まき、封筒に入っています。
さすが中華!
なぜか、通関申告は「GIFT」になっています。
LCR-T4-Hという品番のようですが、何ものなのかさっぱりわかりません。
もちろんスペック表、説明書などは一切ありません。
006Pタイプの電池ホルダーがついていますので9V駆動だということは分かります。(電池は百均で買いました)
表面にはLCDとテストデバイスの端子を接続するソケットと電源SW(測定スタート用)らしきSWがあります。
LCDは結構大型です。後でわかりましたが、測定結果を文字だけでなく、簡単なグラフィック表示するため128X64ドット(位)のLCDが使われています。
裏面にはマイコンと水晶、数点のチップがついています。
スタンド(4本の足)は付属していていません。
安定が悪いのと、チップにストレスがかかるのが心配で、部品箱に在ったものを取り付けました。
マイコンは8ビットAVRマイコンののMEGA328PAUです。
NETで検索したら、校正もできるそうです。
1、2、3番ソケットをジャンパ線などでショートさせます。
電源を入れると、Selftestモードに入ります。
38%の時点で「Pls Isolate Prove 」の表示が出ますので、ジャンパ線を外します。
82%の時点で「Insert The Capacitor」の表示が出ますので、ソケットの1と3にコンデンサーを接続します。
(100nFから20uFの間の容量の無極性のコンデンサ)
100%になれば、校正完了です。