我楽多三昧の備忘録

無線機器 トランシーバー

FT-767GX

ft767gx

オプションのユニットを装着すれば、1.9MHz~430MHzまでQRV出来るスーパーコンパクト・トランシーバーという宣伝文句で購入。
確かにこのサイズで電源、アンテナチューナーを内蔵しV/UHFユニットを3個内蔵することができのは○である。
とりあえず50MHzのみ装着し、後から144MHz、430MHzを追加しようと思っていたが、結局50HHzしか装着していない。
このランクの機種には珍しくTCXO(恒温層水晶発信ユニット)が装着されている。
仕様上の基準発振安定度は±3x10^-6とうたっている。430MHzを実装した場合を考慮しているのだろうが、余り気にすることではないように思う。
セットノイズは多く(TS-950SD比)長く聞いても疲れないという機種ではない。
メインダイヤルの回転フリクションも私の好みからは軽すぎる。スィープするときの心地よい重さ、重厚感がない。
全体の面構えは気に入っている。ただ八重洲特有の大げさなヒートシンクはやはり違和感を感じる。(前モデルのFT757もそうであった)DFCS(ダイレクトフロークーリングシステム)というやつである。果たしていかほどの放熱効果があるのだろうか?

送信部のファイナルにはMRF422(コレクタ損失290W)のプッシュプル回路が採用されている。SSBで100Wの運用には余裕がある。
右上の小さな窓にFIPでデジタル表示される送信出力(W)表示と、SWR表示はあかなか便利である。CWのピッチも600/700/800Hzと100Hz刻みであるが調整できる。多少なりとも、ユーザーの好みに合わせられる。

エレキー内臓は○であるが、スピード調整はお粗末である。ボリュームの回転角度とスピード変化がリニアでない。指数曲線的に変化し使いがってが悪い144/430MHz帯 5W出力の薄型デュアルバンドD/A(デジタル/アナログ)ハンディトランシーバー。
メモリー機能のついたオートアンテナチューナーはバンドチェンジの時すばやくチューニングがとれていい。