MMTTYを使いFTDX3000でRTTY通信をおこないます。
FTDX3000には自身でRTTY通信(FKSモード)ができるよう機能がビルトインされていますが、送信文はメモリーに記憶させた4パターンしかできず単独でRTTY通信をするには不便です。
キーボードから自由な文字を送信するには、何らかのソフトが必要です。
使い慣れていて、高性能なMMTTYを使います。これによりAFSKモードもFKSモードどちらでも運用できるようになります。
接続はUSBケーブルを使います。他にケーブルは不要です。FTDX3000に一種のUSBオーディオがビルトインされています。デジタルモードをやる場合これは非常に便利です。
PCはREGZA PC D813/T8JB、OS:Win8.1 64bitを使います。
MMTTY Ver168Aをダウンロードしインストールします。
仮想COMポートドライバーを八重洲のHPからダウンロードしインストールします。
https://www.yaesu.com/jp/amateur_index/driver/comport.html
インストールすると、2つのCOMポートが割り当てられます。
1.Standard COMポート・・・通常のCATシステムに使用します。
2.Enhanced COMポート・・・PTT,FSKキーイングなどに使用します。
MMTTYでは両方のCOMポートを使いますので、ディバスマネージャーを開きCOMポート番号を確認しておきます。
MMTTYを起動し、「オプション」 ⇒ 「設定画面」を選択し、「MMTTY設定画面」パネルを開きます。
1)「送信」タブを選択し、「PTT FSK」グループの「ポート」のプルダウンメニューから「EXTFSK」を選択します。
この場合、「Radio command」のPORTは「NONE」にしておきます。
2)「その他」タブを選択し、「送信ポート」グループの中から運用するモードを選択します。
AFSKの場合は「サウンド」、FSKの場合は「COM TxD(FSK)」を選択します。
3)「SoundCard」のタブを選択し使用するサウンドデバイスを選択します。
USBケーブルを使い、入出力しますので、USBオーディオディバイスを選択します。
その他の設定は、とりあえずデフォルトのままでOKです。
4)外部ファイルEXTFSK.DLLの設定
MMTTYを起動すると、同時に現れるEXTFSKのパネルから、設定します。
PORTはEnhancedCOMポートを指定します。
FSKoutはPTTはDTR(FTDX3000側の設定 メニュー065に合わせる)を、PTToutはRSTにチェックを入れます。
StatusがOKとなっていれば正しく設定できていますので、パネル(Window)を最小化しておきます。
・Mode=「RTTY LSB」
・メニュー093 RTTY SHIFT PORT=「USB」
・メニュー065 PC KEYING=「RTS」(EXTFSKのFSKoutputが「DTR]の場合)
以上でMMTTYを使ってRTTYのQSOが出来るようになりました。