我楽多三昧の備忘録

JT65の運用(JT65-HF-HB9HQXの設定)

JT65を運用(FTDX3000D)

JT65でQRVできるようにします。
使用するソフトはWSJT-x、JT65-HF、JT65-HF-HB9HQXなどいろいろあるようです。
WSJT-xはJT65に限らず、FT8でもモードを変更するだけで使用できます。
JT65、FT8両方にQRVする場合は、WSJT-xの方が便利かもしれません。
WSJT-xはFT8の項で掲載していますので、ここではJT65-HF-HB9HQXを使用することにします。

インストールするPCは
REGZA PC D813/T8JB i7-3630QM 2.6GHz  Memory16GB
OS はWindows8.1(64bit)
FTDX3000とはUSBケーブルで接続します。そのため、仮想COMポートドライバー(八重洲無線提供)は予めインストールしておきます。
また組み込まれたCOMポート番号を確認しておきます。

開発者のHB9HQXのサイトから最新版をダウンロードし(現時点では「setup_jt65-hb9hqx_5_3_1.exe」)インストールします。

JT65-HF-HB9HQXの初期設定

インストール後、JT65-HF-HB9HQXを起動し、メニューから「Configure」を選択し、Configurationパネルを出します。
1.「Station」タブを選択
黄色表示された必須項目(CallとGrid)にコールサインとグリッド・ロケータ―を入力します。

Optionalの部分は必要に応じて入力します。

2.「Internet」タブを選択
1)「PSK Automatic Propagtion Reporter」タブを選択します。
・「Active spots」のチェックボックスにチェックを入れ、「Settings」のエリアの「Call」と「Antennadescription」に入力します。
これを有効にしておくと、pskreporterに受信レポートを自動的に送出します。

2)「Time Synchoronization」タブを選びます。
・「Active SNTP」にチェックを入れます。
PCの時計をインターネット時刻にきちっと同期させることが交信の成否を左右することになり重要です。
手動で同期をとることも可能ですが、時計合わせサイトに接続し自動で同期をとるようにしておく方が確実です。
・「Settings」のエリアのHostURLのプルダウンメニューから適当な時刻合わせサイトを選択します。
メニューリストはUSA、ヨーロッパのサイトが中心ですのでJAでは、「ntp.nict.jp」(国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)のサイト)と入力します。
欧米のサイトに同期させると少なからずタイムラグが生じますので、少しでも誤差を小さくするためにNICTに同期させるのがベターです。

3)「Weblogs」タブを選択しeQSL関係の設定をします。
eQSL.ccへログデータを自動的にアップロードする機能です。必要なければこの項スキップします。
・「Account data」エリアへの入力は、eQSL.ccへ登録しているデータと同じ内容でなくてはいけません。
・Username(Call)とPassword、QTH Nicknameを正確に入力します。

3.「Sound」タブを選択
ドロップダウンメニュから、オーディオ入出力用に使用するサウンドデバイスを指定します。

4.「PTT」タブを選択
FTDX3000のPTTを制御する方法を入力します。
・「PTT via」は「PTT」にチェックを入れます。
・PTT Portエリアで自分のPCに合ったCOMポート番号を選択します。
仮想COMポートが2ポート組み込まれていますが、Standard COM Portの方を指定します。
・PTT Lineのエリアでは、PTT制御に使用する機能を指定します。
RTSにチェックを入れます。この場合、FTDX3000の「メニュー040 CAT RTS」が「ENABLE」になっていることが必要です。

その他の項目については、とりあえずデフォルトのままで進めます。

FTDX3000の設定

FTDX3000のメニュー設定を行います。
037 CAT SELECT USB
038 CAT RATE  19200 ・・・各々の環境に合わせる
040 CAT RTS   ENABLE 075 DATA IN SELECT USB

JT65の運用

・モードはバンドにかかわらずUSBにします。
・運用周波数:「Dial QRG MHz」のプルダウンメニューから運用周波数を選択します。
リストにある周波数でも、JAのバンドプランから外れる周波数がありますので注意が必要です。
逆に、JAの運用周波数でリストアップされていないものがありますので、リストに追加します。
メニューのEdit-> Edit Dial QRGから追加できます。

・送信時、注意することは入力レベルの調整です。
ALCメータを監視しながらALCの針を振らせないようマイクレベルやWindowsのスピーカー出力レベルを調整します。

・J65は電波形式F1DからわかるようにFM変調の電波を発射します。
1回の送信時間に約50秒間かかり、この間連続送信になりますので送信機の終段、電源回路に大きな負担となります。
このことを考慮して送信出力を設定するようにします。(RTTYなども長文を送信すれば同じです)



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