現在、AH4と組み合わせてエンドフィードアンテナを使っていますが、トランシーバーが八重洲製のため、切り替えの都度、チューニングが必要で、若干面倒です。AH4を1対9の不平衡:不平衡トランスに変えれば切り換えなくマルチバンドの運用ができるということを知り、早速試してみました。目標は、10MHz、18MHz、24MHzの3バンドで運用できること。
耐電力は500W(CW)
材料は、
以上で終わり、後は適当なケースに入れる
完成・・・中なか、うまく巻けません!
100均の台所用タッパーに入れました。
完成したので、マッチングトランスのSWRを測定する。
負荷は450Ωがいいのですが、手持ちに適当なRがなく、220Ωの金属皮膜を2個直列で測定
線材の巻き方が悪いためか、広域では反射が大きい(21MHz位までは行けそう)
実際にアンテナ線を繋いで測定しました。
アンテナ長は約37m、2階のベランダにマッチングボックスを置き、10mのポールに引き上げ、屋根馬ポール(15m高)を経由して5m高まで引き下ろしています。
グランドは、2m高のカウンターポイズ1本(約20m)
アンテナの構成は下図参照
SWR1.5以下・・・○ / SWR3以上・・・×で評価して以上のような結果にになりました。
18MHzが2.5位になりちょっと残念です。アンテナ長を調整してもう少し下げる必要があります。
SWRのグラフ(範囲:1MHzから30MHz)
18MHz,10MHzでFT8を中心に運用してみました。
アフリカ除く5大陸、そんなにストレスなくQSOできました。性能としてはフルサイズDPに軍配ですが、簡単にマルチバンドにQRVできるのは魅力です。
φ1.6mmのUEW線はトロイダルに巻きにくいので、φ1.0mmUEW線で巻いてみました。
トロイダルは同じFT-240-43を使用。
確かに巻きやすいが、結果は余り変わりませんでした。