我楽多三昧の備忘録

中華LCRメータ

電子工作はやりたいが、最近抵抗のカラーコードが読みにくくなりました。
先日、友人から中華製LCRメータが安く入手できる話を聞いて、早速注文しました。
中国から直送とのことで、2週間くらいたって到着しました。
中国郵政の航空便です。東莞の消印のある、いたって簡単な包装で、静電対策のない普通のプチプチを一回まき、封筒に入っています。
さすが中華!
なぜか、通関申告は「GIFT」になっています。

LCR-T4-Hという品番のようですが、何ものなのかさっぱりわかりません。
もちろんスペック表、説明書などは一切ありません。
006Pタイプの電池ホルダーがついていますので9V駆動だということは分かります。(電池は百均で買いました)
表面にはLCDとテストデバイスの端子を接続するソケットと電源SW(測定スタート用)らしきSWがあります。
LCDは結構大型です。後でわかりましたが、測定結果を文字だけでなく、簡単なグラフィック表示するため128X64ドット(位)のLCDが使われています。
裏面にはマイコンと水晶、数点のチップがついています。
スタンド(4本の足)は付属していていません。
安定が悪いのと、チップにストレスがかかるのが心配で、部品箱に在ったものを取り付けました。

マイコンは8ビットAVRマイコンののMEGA328PAUです。

部品探しの救世主になるか!早速試してみました。

まず抵抗・・・150Ω


デバイス=Resister、150.6Ω・・・OKのようです。
もう1つ


これもOKのようです。
次はキャパシター・・・104


もう1つ、電解コンデンサー・・・3300μF


Mタイプの誤差は±20%ですが、ほぼセンター品のようです。
次はインダクターです。


もう1つインダクター・・・表示値が分からないラインフィルター用のLです。
片ラインのコイルを測定しました。


部品に表示がないので、値が正しいのかどうかわかりませんが、計測しています。
次はダイオード
品番が分かりません。ショットキーダイオードだと思います。


ダイオードは極性とVfと静電容量が表示されます。
次は LEDです。
スペック不明の赤色LED

測定結果はダイオードと同じように表示されます
トランジスタ・・・2SC1384


タイプ(NPN)、電極配置、Vfとhfeが表示されます。
ピン名が表示されるのはいいですね。

ということで、コスパ最高、操作簡単、部品探しなどに便利に使えそうです。

NETで検索したら、校正もできるそうです。

校正の仕方

1、2、3番ソケットをジャンパ線などでショートさせます。
電源を入れると、Selftestモードに入ります。
38%の時点で「Pls Isolate Prove 」の表示が出ますので、ジャンパ線を外します。
82%の時点で「Insert The Capacitor」の表示が出ますので、ソケットの1と3にコンデンサーを接続します。
(100nFから20uFの間の容量の無極性のコンデンサ)
100%になれば、校正完了です。


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